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ユネスコスクールへの加盟

Feb.2017
ユネスコスクール加盟
~A member of the worldwide network UNESCO Associated School

世界中の学校と交流し、生徒や教師の間で情報や体験を分かち合い
地球規模の諸問題に若者が対処できるような
新しい教育内容や手法の開発、発展を目指す学校





ESDへの取り組み

ESD
1. ESD(Education for Sustainable Development)とは?
「持続可能な開発のための教育」と訳されています。
今、世界には気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇、貧困の拡大等人類の開発活動に起因する様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え、人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できるよう、身近なところから取り組み、持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習・教育活動です。

2. ESDとSDGsの関係
ESDは、2002年の「持続可能な開発に関する世界首脳会議」で我が国が提唱した考え方であり、2015年の国連サミットにおいては、先進国を含む国際社会全体の目標として、「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)が採択されましたが、SDGsは、「誰一人取り残さない」社会の実現を目指して、2030年を期限とする包括的な17の目標及び169のターゲットにより構成されています。ESDは、このうち、目標4「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯教育の機会を促進する」のターゲット4.7に位置付けられました。

3. ESDで目指すこと
(1)持続可能な社会づくりを構成する「6つの視点」を軸にして、教員・生徒が持続可能な社会づくりに関わる課題を見出します。
  持続可能な社会づくりの構成概念
  1. 多様性(いろいろある)
  2. 相互性(関わりあっている)
  3. 有限性(限りがある)
  4. 公平性(一人一人大切に)
  5. 連携性(力合わせて)
  6. 責任制(責任を持って)

(2)持続可能な社会づくりのための課題解決に必要な「7つの能力・態度」を身につけさせます。
  ESDの視点に立った学習指導で重視する能力・態度
  1. 批判的に考える力
  2. 未来像を予測して計画を立てる力
  3. 多面的・総合的に考える力
  4. コミュニケーションを行う力
  5. 他者と協力する力
  6. つながりを尊重する態度
  7. 進んで参加する態度
 ※出典:国立教育政策研究所「学校における持続可能な発展のための教育(ESD)に関する研究〔最終報告書〕」


本校の ESDの実践にあたって

ESD
1.概要
生徒が主体的に取り組める活動とは?今、できることは何か?を探求した結果、“街をきれいにする清掃活動”に行きつき、「リアカーボランティア」がスタートしました。
10年続いている「リアカーボランティア」、併行して、14年継続してきた「地域清掃活動」を「リアカーパトロール」と改称し、過去・現在・未来を視点に持続発展可能な取り組みとして捉え、両者を融合させ、年間を通じた一貫性のある活動と位置づけ、社会奉仕、社会参画の精神を育てることを目標としました。地域とつながり、フィールドワークをする中で、小さなことをやり遂げた時の充実感が、大きな問題への意欲喚起となることを体感しています。この活動を、本年度本校ESDモデルとして扱い、出発点としました。全職員が共有することによって、望ましい生徒像として、全校生徒が参加できる活動と位置付けています。

2.先駆性・独創性
教育、防災、宅配など様々な形態で、私たちの身近な生活で活躍しているリアカーを、意図的に、この活動のシンボルとして、位置付けています。
目標は、ESDの実践を通して、生徒のキャリア形成を促進させ、構築していく研究・活動なので、抽象的な概論ばかりでなく、その意味で、視覚的要素の強い「リアカー」の存在はこの活動にとって大きな視覚的な「元気印」の存在です。現在までの「リアカーボランティア」活動の10年間を振り返ると、地域奉仕、社会貢献、環境美化による街づくりなど、「リアカーボランティア」の布石から、「リアカーパトロール」への行動化、組織化を固めることが、学校文化として根付き、職員全体の共通認識として理解された今後の環境教育への推進として大きく発展して行くことを期待しています。

3.啓発効果
8月の猛暑日、父兄、生徒、卒業生、教員を交えて、「リアカーボランティア」を実施しました。地域の人々に知ってもらい、取り組みへの理解を深めてもらう機会とし、530運動のアピールと、美化意識の高揚をはかりました。小さなことをやり遂げた充実感が、大きな課題への意欲と繋がります。フィールドワークを通し、行動して提案していく力、「問題解決学習」を育む力を形成していきます。このことが、自己有用感の要因にもなります。現在、「ESDあいち・なごやパートナーシップ事業」認定、ユネスコスクール加盟申請の準備中であり、ESD拠点校としての校内環境をつくることによって、さらに拡げた、他分野でのglobal な考え方、ものの見方を生徒に伝える必要性を、発見し、持続発展可能な活動として推進していく所存です。

  • https://www.unesco-school.mext.go.jp/aspnet/
  • https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
持続可能な開発のための教育(ESD)                                           国連広報センター(UNIC)