環境保全

豊橋中央高校のSDGsの取り組みのルーツは清掃活動にあります。
環境保全をベースにしながら街づくりやパートナーシップへと広がります。

環境保全

リアカーボランティア

豊橋市は“ゴミゼロ運動発祥の地”として知られています。リアカーボランティアは私たちの地域のために私たち自身が出来ることを模索するなか、2004年の夏に始まりました。夏になると毎年自分たちの足で歩きながらリアカーを引き、街のゴミを拾っていきます。炎天下のもとでの清掃活動は大変ですが、私たちは“風の動き”や草木の放つ“自然の匂い”に気付かされます。また、電車やバスや自動車からは見えなかった鮮やかな景色たちに心が躍り、自分たちが“街に生かされていたこと”を知ります。それでもいちばん大きいのは、行く先々の街で出会える人々の存在です。励ましの声を掛けて頂くこともあれば、一緒に活動に参加して下さる方もみえます。進むたびに街を綺麗にしたいと頑張りますが、じつはそこには多くの方々の後押しが存在します。
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地域協働(前田南町・祇園祭)

リアカーボランティアを重ねるなかで培われてきた“清掃魂”は、地域の方々からも信頼を得られるようになりました。私たちはもっと直接的に地域の方々と協力し貢献させて頂きたいという思いを抱き、地元の町内会やイベントでの清掃活動を一緒に取り組むことになりました。互いに声を掛け合いながら作業をすることで、ささやかですが“未来の街づくり”の一端を担わせて頂いています。
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海洋ゴミゼロ作戦

清掃エリアは市街地に留まりません。地域からの励ましのもと、私たちは海洋ゴミの問題について考えることになりました。マイクロプラスチックなどをはじめとした海中に漂うゴミの総重量は、今や、海中で暮らす生き物たちの総重量を凌ぐといいます。人間の豊かな生活で生じる僅かな気候変動に加え、この海洋ゴミは直接生き物たちを苦しめます。釣り糸が喉に絡まり苦しむ海鳥や鼻にストローが刺さったウミガメたちのために、せめて海岸に打ち上げられたゴミだけでも拾い切ろうということで海岸清掃に踏み切りました。この活動には、田原市や豊橋市・小坂井高校生徒会、さらには機械金属産業を中心とする労働組合であるJAM東海から賛同を頂き、一緒に活動を行なうことが出来ています。
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アカウミガメ保護学習

豊橋市にも広がる表浜海岸は、渥美半島の先端である伊良湖岬から静岡県の御前崎まで続いています。ここには希少生物であるアカウミガメが産卵のために訪れます。孵化した子ガメたちはすぐに海を目指し、沖に向かいます。その後、黒潮に乗ってアメリカ西海岸まで。さらに赤道付近まで南下すると、今度はグアム・サイパンから北上して再びこの表浜に辿り着きます。距離にしておよそ20万㎞。15年以上もの歳月を掛けてこの地へ戻って来てくれることを学びました。僅かな環境の変化で卵が産めなかったり、せっかく生まれた卵でも孵化できずに死んでしまう子ガメもいます。表浜の海岸に無事に戻ることが出来るのは5000分の1ということです。さらに今、彼らは海洋ゴミにも苦しめられているのです。繋がれる命の奇跡を感じながらも、同時に子ガメたちの勇気にも励まされます。そして、海岸の環境保護活動に尽力されている方々の思いに直接触れることが出来ます。こうした思いが、私たちを清掃活動へ突き動かし続けています。
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模擬店の使い捨て容器全面廃止

 海を前にして浜辺に立つと、私たちは岸に落ちているゴミを見て海中のゴミの量を心のなかに想像します。拾っても拾っても無くなることがなく、生き物を苦しめ続けるゴミへの対応策として打ち出されたのが、文化祭などの学校内のイベントでは無駄なゴミを出さないことにしようというものでした。そこで私たちは、思い切って使い捨て容器の全面廃止に踏み切りました。全校生徒による大きな試みではあったものの、各店舗からは環境保護のメッセージを会場内に投げ掛けてもらうとともに、容器を返却して頂きそれを洗浄する係も設けました。この取り組みは、同時にフードロスである食べ残しというもう一つの問題も考え直すきっかけとなりました。
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